商品が売れたのに手元にお金が残らなかった。
手数料と送料を引いたら赤字になってしまった。
メルカリ初心者の方にありがちなミスですが、こんなことにならないように正しい利益計算の方法を解説します。また、最後には利益を高める方法についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
(7/17追記)
利益計算の簡易ツールを作ってみました。そちらもぜひ使ってみてください。
メルカリの利益の計算方法は?
メルカリの利益は以下の計算式で計算できます。
『 利益 = (販売価格×0.9)ー 送料 ー 梱包資材代 ー 仕入れ値 』
「販売価格×0.9」はメルカリへの手数料支払い(販売価格の10%)の計算になります。メルカリの手数料は売れた金額に対して10%かかるので、送料込みの価格にしている場合は、その送料の分にも手数料がかかるので注意してください。
「送料」は購入者側負担の場合は無視していただいて問題ありません。送料は商品のサイズや重さなどによって変わってきます。
「梱包資材代」は、梱包に使った段ボールや封筒代、段ボール内の隙間を埋める緩衝材などの値段です。ダンボールは1個あたり数十円〜数百円(サイズによって変わります)で、封筒は1個数円程度です。これらもできるだけ安く手に入れれるように工夫しましょう。
「仕入れ値」は、仕入れにかかった価格です。個人で不用品を売る限りでは気にしなくても大丈夫です。
利益から販売価格を決める方法
利益が残らない、赤字にならないために、利益をもとに販売価格を決めましょう。実際に出品する際はこちらの計算式を使う方が多いと思います。利益から販売価格を決める計算式は以下の通りです。(上述の計算式の変形になります)
『 販売価格 = (利益 + 送料 + 梱包資材代 + 仕入れ値)÷ 0.9 』
上記の計算式をもとに自分の欲しい利益を計算してみてください。また、値引き交渉をされた際にも、どれくらいまで値引きしてもいいか計算の参考にしてください。
損益分岐点を意識しましょう
販売価格を下げすぎると、送料や梱包資材代を差し引いたときに赤字(利益がマイナス)になってしまいます。この赤字になるか黒字(利益がプラス)になるか切り替わる(つまり利益が0円になる)販売価格を損益分岐点と呼びます。
損益分岐点を把握していれば、出品する際や値引き交渉された際に「これ以上販売価格を下げたら赤字になるからここまでにしておこう」というような判断ができるので、知っておいて損はないと思います。
利益・利益率を高めるためには?
実際に利益・利益率を高めるためにはどうするかを解説します。ここでいう利益とは絶対額のことで、例えば2000円で商品が売れ、送料などの諸経費に1000円かかったときに、残りの1000円のことを利益と呼びます。また利益率とは、上記の例で2000円のうち利益が1000円なので50%(1000円÷2000円×100)となります。
- 販売価格がより高いものを売る
利益は高価なもの(家電、有名ブランドのバッグなど)を売ったほうが当然は高くなります。また、プレミア価格がつくようなもの(限定品など)だったり、新品未使用品や状態がきれいなものなども販売価格が高くなります。
- 送料が安いものを売る
販売価格が高くても、大きくて重たいとそれだけ送料がかかるので、利益・利益率ともに悪くなります。軽くて小さいものをムダのない配送方法で配送することで、送料は安く抑えることができます。
- 仕入れ値が安いものを売る
安く仕入れたものの方が利益・利益率は高くなります。
つまり、安く手に入れて、それが軽くて小さくて、かつ高く売れるものだと利益や利益率は最大化できます。より大きな利益を手元に残したい方は意識してみるといでしょう。
今回は以上になります。みなさんのお役に少しでも立てれたら幸いです。
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